元商社マン妻駐在物語

合計15年の駐在生活での体験、そして夫定年退職後の第2の人生のチャレンジ、日々の感謝、恵みを発信していきたいと思います。

祈りセッション5、Unanswered Prayer

こんばんは!

今日は、マドリッドのBible studyで始まった祈りのセッション5回目です。

このセッションでは、私たちの祈りが応えられていない時、どう祈ったらいいか、神様が私たちから遠く離れているわけではないことを学びます。

祈りは、確かに聞かれ、奇跡を起こします。 とは言え、いつも私たちが願った通りに叶えられるわけではありません。

祈りは、大きな喜びをもたらすと同時に、聞かれない時には、大きな落胆と痛みがあります。 神様から見放されているんじゃないかと神様の愛を疑うことされあります。

そして、祈りがなかなか聞かれなくて、苦しい状況の中もがいている時、もうどこかに隠れて、誰にも会わずに、ひとりこもってしまいがちですよね。

まず、イエス様からどう祈ったらいいのかを学びます

十字架につけられる前、弟子たちを連れて、祈りに行きます。 そこでのイエス様は弟子たちにこう言います。

「私は悲しみのあまり、死ぬほどです。ここを離れないで、目を覚ましていなさい」

それから、イエスは少し進んでいって、地面にひれ伏し、もしできることなら、この時が自分から過ぎ去るように祈り、またこう言われた。

「父よ、あなたにおできにならないことはありません。どうぞ、この杯をわたしから取り除けてください。

しかし、私の願うことではなく、あなたの御心のままを、なさってください」

マタイ14:34-36

エス様は、弟子たちに、一緒にいてくれ、祈ってくれるよう頼んでいます。 そして、神様の前で、正直に、取り除いて欲しいことを言っています。

私たちも同じようにしていいのです。

友の前でも、神様の前でもいつも正直に願いを言っていいのです。 友にも神様にも頼っていいのです。

次に、祈りが聞かれていない時でも、神様は常に共にいてくださるということを、私の経験からお話しします。

私が、人生の中でいちばん辛かった時期は、めちゃめちゃ元気で、エネルギーに溢れていた息子が、やる気を無くして家に引きこもるようになっていった時です。

その頃の私はまだ信仰を持ったばかりで、神様だけが頼りでしたが、神様のことはまだよく知りませんでした。

四六時中祈っていましたが、決して、神様の御心がなりますようにとは祈れませんでした。

神様がどんな神様であるか、よく知らなかったので、ゆだねて、愛する息子が、どうなるのか怖かったのです。

あるお友達はどん底まで行ったら、必ず、立ち上がると励ましてくれましたが、

息子がどん底まで落ちていく前になんとか助けなければ。
でも自分の力ではどうにもできないので神様に頼って。

そんなふうに思っていました。

神様の助けは必要だけど、自分の力でも頑張る、それでいいのだと思っていました。

それでも、神様の憐れみで、良い方向に向かっていくこともありました。そんな時、すぐ調子に乗って、自分の思いで、私が余計なことをすると、事態は逆転して、元の木阿弥。

失敗の連続でした。

根本的な解決がないまま、何ヶ月も何年も続きました。

神様どうして祈りにこたえてくださらないのですか? と何度も何度も聞きましたが、神様からの明確な答えを受け取ることはできませんでした。

でも、その辛い日々、神様がいつも共にいてくれた事を感じて来ました。 だから、何とか耐えられたんだと思います。

失敗はいっぱいしたけど、その都度、神様は御言葉を通して、少しづつ導いてくださいました。 そして、時には直接、慰めを感じました。 同じ失敗を何回しても、神様に戻っていく時、叱責ではなく、いつも温かい抱擁でした。

この祈りのセッションで、祈りが答えられない時、 神様に どうして? でなく、

神様あなたをどこにいらっしゃるのですか?

と聞く事を薦めています。

いちばん辛い時 あなたはどこにいらしゃるのですか? の問いには、いつでも応えてくださいます。

いちばん辛いと時、 いちばん近くに神様がいてくださることを感じることができます

祈りがこたえられない時、神様の沈黙は、 神様の不在ではないということに大きな慰めと、希望を感じます。

私は頑なな心で、自分の願いを、かなり神様に押し付け、神様はその必死の祈りに、答えてくれましたが、結果的に、大きな遠回りをしてしまいました。

もう少し早く委ねることができていたら、私も息子ももっと楽だったのに、と息子に対して申し訳ない気持ちがあります。

でもその間に、いつも共にいてくださった、神様の多くの素晴らしいご性質を知ることができました。

それが私の大きな財産となっています。

神様は、遠回りしても何でも、全てのことを無駄になさらない、

改めて感謝の気持ちでいっぱいになります。

先のイエス様の話に戻りますが、 イエス様の正直な自分の願い、十字架にかかりたくないとの告白の後、イエス様は、最後に御心がなりますようにと祈ります。

そして、イエス様の願いは聞かれず、

全ての人間の罪を背負い、十字架にかけられ、亡くなりますが、3日後に甦られます。

死をも克服し、イエス様を信じる信仰により、私たちに神様との和解があり、神様の人間への救いの道が完成されました。

私たちの人生においても、祈りに応えられない経験があっても、究極それがベストだったと、後から思えることが、たくさんあります。

神様のご計画、御心は、時には私たちには理解できないこともありますが、私たちを愛してくださっていることは御言葉からわかります。

神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。

それは御子を信じるものが、一人として滅びることなく、永遠の命を持つためである。

ヨハネ3:16

そんな神様がいつも共にいて私たちを支えてくださる。 神様の恵みに心から感謝します。

最後まで読んでくださって有難うございます。 皆様にも神様の恵みが沢山ありますように!