許せない思い、怒りを手放せた体験
おはようございます!
もうすっかり秋ですね〜 今日に寒くなってきているので、風邪などひきませんように!
ちょっと間が空いてしまいましたが、 前回の続きです。
イギリス駐在から、スペインに移動になる前に、マドリッドに家の下見に行ったところ、大変なことが発覚しました。
なんと、 マドリッドの会社が主人のvisa申請を忘れていた!😱😱😱
時は11月半ば。
必要書類はかなり前に全て送っていたので、 年内にはvisaが降りるだろうと、年明けすぐマドリッドに移る予定でいました。
イギリスでの家の契約も、1月初めの引っ越し日に合わせて解約手続きをしていました。
もうすでに、次に住む人も決まっていたので、契約を延ばすことができず、😰 引っ越しは、予定通り行われ、殆どの荷物はマドリッドに。👋
でも、いつvisaが降りるかわからなかったので、炊飯器やらなんやら、 大きな段ボール5個ぐらいとスーツケース4個を手元に荷物を残し、近所のウイークリーアパートに移りました。
そのアパートも、次の予約が入っていて、1週間後には、別の場所に移りました。
結局、Visaが発行されるまでの3ヶ月半、ウイークリーアパートを転々としていました。
海外間の引越しは、会社がほとんどやってくれますが、 今回は全て、主人と2人で、車に荷物を積み、何回も往復しました。 極め付けの、最後のアパートは、4階建ての最上階、エレベーターなし😅😅😅
もう既に会社には主人の後任の方が赴任していましたので、 主人はマドリッドに出張ベースで仕事をしていました。
その合間を使って、ロンドンにあるスペイン大使館にvisaが早く取れるようお願いに行っていました。
そんな中のある日。
主人に「あり得ない😱😱😱」 という酷いことが起こりました。 二人でめちゃ動揺しました。
でも、私はクリスチャン。😆✨🙏
神様がきっと誤解があるなら、すべての誤解を解いてくださり、解決してくださることを信じていたので、 その時はまだ、平常心が残っていました。
しかし、 それから、私の期待とは裏腹に、どんなに祈っても 状況は変わりませんでした。
主人は、もう思い出したくないと、 話題にすることさえ許さず、自分の先の仕事に集中する事で、すぐに前に進んで行きました。
でも 私は、どうしても 前に進めなかったのです。
毎日毎日、『神様どうして?』
『何がいけなかったのですか?』
『何でこんなことになったのですか?』 考えても考えても話からず
それが怒りに変わって来ました。
神様、この怒りを取り去ってくださいと何度も祈りましたが、うまくいきませんでした。
何度も何度も祈っても、いつもの様な平安が得られず、 もう、今までの自分の揺るぎないと思っていた信仰さえも、吹き飛んでしまった感じでした。😭
ただ一つ確信していたのは、 神様が私に望んでいられることは 何もなかった様に、 全てのことを忘れて前に進むことではないということでした。
何より、神様からの答えが欲しかったのです。
苦しくて苦しくて、状況を説明して、お友達に祈ってもらいました。 その中の一人の方が、励ましの祈りと共に聖書の言葉を送ってくれました。
悪を行うものに対して腹を立てるな
不正をおこなうものに対して妬みを起こすな
彼らは草のようにたちまち萎れ、 青草のように枯れるのだ。
主に信頼して善を行え。
地に住み、誠実を養え。
主をおのれの喜びとせよ。 主はあなたの心の願いを叶えてくださる。
あなたの道を主に委ねよ。
主に信頼せよ。
主が成し遂げてくださる。
主の前に静まり、耐え忍んで主を待て。
おのれの道を栄えるものに対して、
悪意を遂げようとするものに対して、腹を立てるな。
怒ることをやめ、
憤りを捨てよ。
腹を立てるな。
それはただ悪への道だ。
悪を行うものは断ち切られる。 しかし、主を待ち望むもの、彼らは地を受け継ごう。
詩篇37:1−7
この御言葉を読んだ時、 これが、私がずっと求めていた神様からの答えだと確信できました。✨✨✨✨✨✨✨
主は、私の名前を呼んで、
「あなたの悲しみもすべての憤りも全部知っているよ。
but do not get angry.
(なぜかここは英語😅)
それは、悪への道だよ」
と優しく語ってくれたようでした。
涙がでてきました。 そうだった、そうだった、神様の法則は許すことだったのに、 私は、許せない心に支配されて闇の中をさまよっていたんだと はっきり分かりました。
『神様ごめんなさい〜』と 涙が止まらなくなりました。
状況は何一つ変わっていないのに、私の心が変わりました。
怒る必要も何もないんだ、 と、はじめて怒りを、許せない気持ちを、手放せました。 その途端、
神様からの平安がありました。✨✨✨✨✨
そしてこの経験から大切なことを学びました。
この世の中には不条理と思うことがたくさんあるし、不当な扱いを受けることもこれからもあるかもしれない。
けれど、
全てのことをご存知で、正しい裁きができる神様を全面的に信頼していれば、怒ることもなく、全てを神様の手に委ねていけばいいんだ。
と深く学びました。
その時から何年も経ち、こうして、文章にする為、思い返して見て、改めて、神様が完全に、あの時の痛み、怒りを取り去ってくださっていることに感謝しました。
さらにもう一つ! 私は、クリスチャンになってから、怒りや許せない心を比較的早く手放すことが、できるようになってきました。他の人が怒りや、許せない心でいる時、 「神様に委ねてみたら、出来るよ!」って力説してました。😅
でもそんなに簡単にいかないことがあることも分かりました。
今から思うとそんなに対したことでもないことに、怒り、許せない思いを抱えて苦しんだので、今は、怒りを手放せないで苦しんでいる人の気持ち、痛みが理解できます。 もっと真剣に、寄り添うことができるようになりました。
怒りや許せない気持ちを持ち続けることは私たちが思っている以上に、精神的にも、肉体的にも大きな負担となります。
どうか、皆さんも怒りから解放されて、自由になれますように! 少しでも参考になったらと思い、この体験を書きました。
長い文章、最後まで読んで下さいましてありがとうございます。😊
皆様に神様の祝福がたくさんありますように。
PS その事が起きてから、ロンドンのスペイン大使館がストをして(それも信じられない😅)正式にVisaがおりるまで、しばらくかかりましたが、無事に赴任することができました。 私たちのマドリッド生活は、 イギリスでの駐在以上にありとあらゆる面で、祝福された駐在となりました。😆 神様に感謝です。